D I S K - R E V I E W
ヒップホップ&ラップ系のレビュー!今や小・中学生がラップを聴く時代。ネタも上物を提供していかなければ・・・
Jaket View
Title / Artist
Coments
E・D・O・C・I・G

GICODE
SORA3000(RIZEのJESSE)とSPHERE of INFLUENCEの織り成すジャパニーズラップ。アメリカンハードコア&ロックのテイストとヒップホップを中学生やティーンの視点で描くシニカルなアルバム。健全な大人にはいささか若すぎる気もするが、その世代の子には衝撃を与えるかもしれないなぁ。スクールキッズの視点で描くアンチ現代社会。音は信用の硬いSPHERE of INFLUENCE。ラップも上手いしサウンドはかなり聴ける。PRIVATE PARTYはビートを押さえたyuuki好みのサウンド。
Don't Get Mad Get Money

Fredro Starr
ハードコア・ラップの雄とも言われているバイオレントリーなラップグループオニキス(ONYX)からソロとしてリリースした2nd。5曲目のような女性の声をループさせたソウルっぽい声ネタを使っているものは何となくJAY-Zっぽいです。それ以外はやはりオニキス出身とあって、アメリカンラップのドカンとした感じが充満しつつ、ロックっぽいアプローチがされています。N.E.R.Dが好きな人ならきっと好きな部類です。特に6曲目「JUST LIKE THAT」とかがそうですね。もっとも面白いのは「Where's The Love」ですね。古いフルート交じりのモロにディスコっぽいチャイルディッシュなファンクコーラスをサンプリングさせて見事な現代版ヒップホップを成立させています。アルバムのタイトルと同ナンバーの12曲目もブラスを利かせたいい曲です。どれも大体良い曲でハズレはない感じです。


INFO
CUSTOM
LOWRIDING
MAGAZINE

6周年記念アルバム
the 6th anniversary
まあこれはヒップホップファンなら当然知っているファッション雑誌「カスタム・ローライディング」の6周年記念スペシャルアルバムです。カスタム・ローライディングとは、ヒップホップ系のファッションだったり改造車でバンパーが持ち上がって変形する超ゴージャスな車などが載っている雑誌で、略通販でしか手に入れることが出来ないような雑誌です。最近の今時の不良が読みそうな本です。「6周年おめでと〜う!」とか「これからも楽しみにしています」とかいうメッセージと声がたまに入れてあってコレ専用にミックスさせているのも魅力です。ファンなら欲しいだろうな〜★なんといってもDS455とかオジロサウルスとかHI-Dとか般若とかUZIとかZEEBRAとかDABOなどのソレ系のジャパニーズラップ・ヒップホップが好きな人にはたまらないコンピです。これがあなどっていたけど凄くいいんだよ!!なんと前後がDJ PMXのイントロとアウトロですよ!ブラックは名声や金の匂いがどうしてもしてしまうし、クオリティーを重視する人には意外に食いつきにくいのかもしれないけど、こんな日本のメジャーを走るラッパーも結構食えるなって感じです。今挙げた売れ筋Jラッパーも食わず嫌いせずに食ってみよう。音いいです。

INFO
Reachin': A New Refutation Of Time And Space

Digable Planets

ディゲイブル・プラネッツ
これは名盤だよ!絶対に聴こう!ディゲイブル・プラネッツは男女3人組のユニットで、男も女もラップをやるというその道が好きな人にはたまらないと思います。何がいいかって、音の作り方がトライブみたいなんですわ!決して力任せなラップをしない。いってみれば"ジャズ・ラップ・ブーム"の中でシーンに出現したから、というのもあるでしょうがしっとりと雨の日に聞けるような潤いのあるラップなんですね。曲の合い間にアナログチックなノイズが混じったり、するのも今では当たり前ですが、そんな小細工とスモーキーなけだるい感じのラップ、ブラス音、凄くお勧めです。しかしこのディゲイブル・プラネッツ、94年に1stアルバム『Reachin':A New Refutation Of Time And Space』を、翌年には2nd『Blowout Comb』を発表して以来活動という活動をしていない様子。(悲)もう戻ってこないんだろうなぁ。。
In Search Of...

N.E.R.D
ファレル・ウィリアムスとチャド・ヒューゴによるプロデューサー・チーム、ザ・ネプチューンズ。この2人に友人のシェルドン・ヘイリーを加えたユニット「N.E.R.D」の名盤.です。ナードと呼ばれ親しまれているのですが、本人はエヌ・エー・アール・ディーと呼んで欲しいと言っておりますがナードの名前が先行してしまっています。SNOOZERでも最もロックなヒップホップアルバムだと評価されていましたが、僕もその雑誌を読む前にこれを聴いて、「あ、ロック!?」って思っちゃうほどヒップホップに寄っていないアルバムですね。いきなりブラックな世界に突入するのもありですが、こんな中間めいた作品は結構ウケているようでリスナーからの評価も上々ですね。実はこのアルバムが本国アメリカ以外でリリースされた直後にメンバーが発売中止を依頼し、再度録り直し、収録曲とタイトルが同じで再びリリースされたという色んな物語も含めた作品なのです。話題性も充分。ドレー寄りだったり、ネプチューンズのような売れ筋の人たちが好きな人は勿論、聞いて欲しいアルバムですね。
My Words Laugh Behind The Mask

SHUREN THE FIRE
ブルーハーブを知っていれば聴いておきたいシュレン・ザ・ファイヤーのフルアルバムです。THA BLUE HERB RECORDINGSから。まさにコレはジャジーでアダルトです。ブルーハーブがアブストラクトに近いとするとシュレンはジャズです。これまたピアノの眩い旋律が素晴らしく美しいです。しかも詩が愛と平和に触れていて文学的な世界があります。ラップ、トラックメイク、バンドプロデュース、楽器演奏…何から何まで自分の手でやるというスタンスの彼、。札幌に輝く雪の中の炎。白の中でやけに赤いラップ。最高。特に4曲目「111 helicopter」の自らの音楽やシュレン自身の自己紹介的なリアルなヒップホップで超クールです。このネームは北斗の拳の南斗五車星「炎の朱蓮」から来ています。ケンシロウマニアの方も是非どうぞ。――「HIP-HOP BABY 瓦礫の山からHello」

HP

THA BLUE HERB

STILLING STILL DREAMING

オリジナルフル1st。「ONCE UPON A LAIF IN SAPPORO」をまず聞いて欲しい。北海道・札幌で活躍するBOSS THE MCとONOによるヒップホップユニット。「北から日が昇ることに慣れてないオマエたちはオレたちの存在そのものに戸惑っているんだろうSAPPORO THA BLUE HERB」という宣言めいたフレーズがクールすぎる。「アブストラクトではなくHIP HOPだ」と断言しているがまさに納得。う〜ん、実際アブストラクトみたいなんだけどね(笑)。それがライムでしっかり押し切って社会へメスを入れる「叫び」はインテリめいたものも感じさせる。傑作!


HP

THA BLUE HERB

SELL OR SOUL (SOS)

オリジナルフル2nd!これまた超傑作なのですべての人に聞いて欲しい。曽我部くんも信じられる今の時代にシンクロしたミュージシャンはブルーハーブしかいない!みたいな発言もしてます。ここにきて前作より、よりアブストラクトに!またライムがブラックに濃いものになっています。生きろというメッセージが核になっています。人違いで死ぬという運命から逃れられぬ「路上」という曲は物語り調でしっかり太い作品になってるし、I’m Private Armyではくだらないラッパーや社会の曲がった事をライムで蹴散らしているけどそんな腐ったものがあるからこそ自分はこうして存在があり、自分を見出しているという言葉にはズキっとくるものがある。HIP-HOPファン、テクノファン、ロックファンあらゆるジャンルからリスペクトされうる傑作。すぐ聴け!

HP
THA BLUE HERB

未来は俺等の手の中
まぁ初めて彼らの事耳にしたら誰でもブルーハーツをイメージするでしょう?ここに来てついに半分ジョーク?とも思えるんですがトレビュート!って事でブルーハーツの『未来は僕等の手の中』をこれまた1字違いでリリース。ブルーハーツのトリビュート企画アルバムに収録される予定が色んな理由で収録されなかった曲です。相変わらずエレクトロニクスと融合した傑作なんですがUAとハラカミ氏との「閃光」のように光に満ちてます。ONO氏ソロ後のシングルです。


HP
Only For The Mindstrong

THA BLUE HERB
BLUE HERB RECORDINGSによるコンピCD。大人気のBLUE HERBのほか、 気鋭のアーティストが多数参加しています。その他のアーティストの曲はインストで参加って感じです。テクノファン、民族音楽ファンまでしっかり楽しめる内容です。ライムが終わったあと、映画のワンシーンのような役者の台詞が流れるのが面白い。「時代は変わるPART2」の中には好きなフレーズがある。日本の狂った部分を変えるために革命を起すも自由、そうでないことも自由。でも自分を守れというメッセージは世界の人間に聞いて欲しい。『俺に最後までついてくるのは俺だけだし、お前を最後まで見捨てないのもきっとお前だけだ。』強烈に胸に響く。


HP
アンダーグラウンド
vsアマチュア
未来世紀日本

THA BLUE HERB
日本人であったことを本当に感謝してしまう。こんな風に思わせてくれるミュージシャンは少ない。こんなに強烈に心にドカドカ踏み込んでくる響くラップを聞かせてくれるラッパーに限ればもっと少ない。「一端この世界でやってこうと思ったんだったらにイタイイタイって泣き言言うな。シーンはまた小さくなればいい、また初めからやってきゃいいだろ。」ってヤクザ並みに覚悟を決めたTBHの強烈なアマチュアへのメッセージ&宣戦布告。「きっと歴史は俺達を勝者に選ぶ 拾ってもらうことを願うのとは違う、青く目立つ俺達が地下を制覇する」マイノリティー、アンダーグラウンドに身を置くことに誇り高き彼ら。黙って聴け
And Then There
Was X

DMX
シャガレタいかにもアメリカンといった作りの作風です。評価もされており有名ですのでよろしければどうぞ。金の香りは当然します。存在感のある声なので他のラッパーと絡んでもしっかり目立っています。ゴツイラップが好きな人はどうぞ。この辺りはラップ好きの知人Mr.Uさんに借りたものです。借りた間に急いでレビューしたので少々ぬるいレビューですがヨロシクです。Mr.Uさんに借りたものは●印をつけておきます。
RESTLESS

Xzibit
Dr.Dreと接触しているうちにドレーに認められるのですが、結局偉大なるDreのバックアップを受け3rd「RESTLESS」が出ました。大ヒットしたし内容も一番評価されています。「RESTLESS」を超える作品作れるかが彼のの課題か!?とも言われているようです。分厚〜い、いかにもアメリカンラップ!って感じで国内のヒップホップでキングギドラとか好きな人にはなかなかいける内容でしょう。ジャケットは安っぽくてあんまり好きにはなれませんが(笑)●
JUICE

OZROSAURUS
オジロサウルス、2ndフルアルバム。声はちょっとブルーハーブの声に似ていますね、それってわけではないですが結構好きですね。曲もしっかりしているしただ韻を踏んで目立ちたがってる輩とは違うなというイメージです。●


HP
第三の男

童子-T
待望のメジャー第1弾ALBUM です。今までDJオアシスやDABOの初期の音だけを聴いてきた人にはこんなくらいのちょっとだけアダルトな感じの童子-Tを楽しんでみてはいかがでしょうか。金の臭いよりもいい作品を作ろうとした試みはコアなラップ&ヒップホップファンにも楽しめるかも。Jラップ好きには聞いたことあるゲストがずらり。Mummy-D (ライムスター)LITTLE (キックザカンクルー)ZEEBRA (キングギドラ)K DUB SHINE (キングギドラ)DJ OASIS (キングギドラ)UZI、CUE ZERO、三善善三、JiN、YAMAKOU、INNOSENCE、JUJU、813 (DJ YUTAKA & Shingo.S)、INOVADER、ROCK-Tee、G.M.KAZ、D.O.I.、DJ DAI、などかなり多いです。90年以降活動してますのでキャリアはありますね。●
STAR ILL WARZ

S-WORD
これいいです!11曲目WRAP MUZIKは特にR&Bぽくていいです。日本人がラップをするときはこんな感じで女性と絡めたメロウなもの・・・がいいな♪1曲目はNITRO軍団8人のマイクリレーfeat .DELI ,DABO, MACKA-CHIN, GORE-TEX ,SUIKEN, BIGZAM, XBSという感じでニトロファンにはたまらないパワフルな作りですね。売れてる日本人ラップの中ではなかなか信頼できるラッパーだと思います。2曲目は特にそうだけどロックっぽい音選びなので食わず嫌いしている人にはわりと聴きやすい内容です。
俺に言わせりゃ

Rhymester
1993年に出した1st。ライムスターと言えばかなり永いことやってるイメージですが当時は結構若い音を出してました。言い換えれば初々しさがありますね。いかにも日本語ラップがコレが初だよと言わんばかりの日本語ラップ!と1曲目から歌ってます。あのDA・YO・NEで有名だったEAST ENDとMELLOW YELLOWを迎えた“FUNKY GRAMMAR”が一番面白いかと思います。プロデュースはあのPMXがやっています。●
世界遺産

K DUB SHINE
2003.01.29発売。結構社会派問題に向き合ったディープな世界を展開してます。とくに3曲目のセーブザチルドレン、「もし家庭内暴力で子どもがなぐられているところをみたらすぐ俺に言え」とドメスティックバイオレンスや少年非行について強烈に叫んでいるのがいいなと思いました。ラップにウタモノなんて無いんでしょうがケイ・ダブ・シャインはまるで歌っているかのようにメロウなラップをやります。曲のタイトルも映画のタイトルをそこらに持ってくるところが彼なりのインテリジェンスか。
SCORE

SUIKEN
イントロはまるで昔のテクノポップって感じ。いいすぎかもしれんけどポップグループみたいな感じで幕をあけます。新しいことをやってやろうっていうヒップホップにしては珍しい作りになってます。ライム、フロウもでしゃばらず聞かせる感じで展開していくのもいい。豪快でいかにも!っていうヒップホップとは一聴雰囲気は違います。●
 オボレタ街

Aquarius
(Deli&Yakko)
まず声が面白い(笑)お笑いラッパー!?って具合に腑抜けたヤッコのラップは妙な愛着を沸かせます。DELI+YAK-KOの二人組みのAQUARIUS、ニトロマイクロフォンアンダーグラウンドの中では軸になるべき強烈なDELIのフックにまわりのキャラが絡みまくる“チャッチャッ”などなかなか面白いです。!●
Aquarius

Deli&Yakko
これまたニトロのファミリーでしっかり構成されたアルバムです。なかなか土台がしっかりしているアルバムなので金のにおいを気にせずにけるアルバムです。イントロとかもなかなかいいしね。
最終兵器

キングギドラ
1stからは7年ぶりとなるセカンド・アルバムとの事です。個人的には2曲目のUNSTOPPABLEはシングルだけに「おお」と思いました。しかしキングギドラと言えばゲイ差別発言で有名です。その曲のB面の曲「ドライブバイ」という曲では、「ニセもん野郎にホモ野郎 一発で仕止める言葉のドライブバイ こいつやってもいいか 奴の命奪ってもいいか?おめえの連れたアバズレのレズに 火の粉かけたくなきゃバッくれろMC」等と同性愛者を罵る言葉が並びまくったとの事。即効回収されたとの事件もありました。。本作5曲目の「F.F.B.」は、作者の意向で伏せられてますが問題は「HIV」差別。歌では、「Bitch」(軽い女性)をハンバーガーセットに見立て、「マジあいつぁ止めた方が絶対良い バリューパック おまけはHIV」と罵詈雑言。金の匂いがするのも正直なところで賛否両論か?否定されてもしかたないです。差別する人がいくらカッコいい事やってもピエロです。●


INFO
SPEAKERBOXXX
/THE LOVE BELOW


OUTKAST
5th!今作はビッグボーイとアンドレのそれぞれが主導権を握ってそれぞれ作成しました。てことでCDは2枚付いています。それぞれのソロを2枚組みにしたイメージですね。アンドレとビッグボーイでは作風が全然違うんだけど過去の作品のようにR&Bの要素は根底にあるしHIP−HOPなんだけどエレクトロニクスのふんだんな導入や実験的なアプローチがまさに面白さをガンガン打ち出しています。いや〜ラップは難しいわ・・というロック好きの人たちよ!これならいけるぞ!ファンク、ヒップホップ、ビート、サンプリング、、とにかくグルーヴィー!ソウルフルな女性ヴォーカルのゲストも嬉しい。特に「GHETTOMUSICK」はプログレのように突然メロディー変わるし、突然心地よいダンスビートが始まるなど予測不可能な展開がすごい。snoozerで2003ベストアルバムに抜擢されていたのでロックファンも聴くべしだよん♪


INFO
aquemini

outkast

3rd!OUTKASTはアンドレ・ベンジャミン(Dre)、アントワン・パットン(Big Boi)によるHIPHOPデュオです。濃いラップという感じはなく、R&B寄りの曲やいろんな音を詰め込んであって非常に人間味溢れた温かい聴き心地。結構面白く出来上がってます。このアルバムのタイトルは”アクェメナイ”と読むようです。



INFO
Big Boi & Dre Present

outkast
デビュー・シングル"Player's Ball"から"Ms.Jackson"までヒット・シングル満載です。まずはここから試すのもアリです。
The Blueprint

JAY−Z
米同時多発テロと同じ2001年9月11日にリリースされた6th。オールドスクールな手法が再来か??ってな具合にサンプリングを多用したソウルフルなサウンドを聴かせてくれます。傑作です。世界的にも高い評価を受けたアルバムなので是非チェック!まぁ彼はヒップホップの帝王と呼ばれる程どっぷりHIP-HOPの世界に居るけど実際はなかなかのR&Bの男だとツクヅクかんじてしまう。傑作「GIRLS X3」とか女性に人気!って感じだもんね。彼は「ブラックアルバム」という作品を出したのですが「もう俺の役目は終わった」とそれ以降活動を停止すると発表されたので残念でなりません。12曲目・Renagateはエミネムがfeaturingしてます。話題性充分かつ必殺の名盤。


INFO
THE MARSHALL MATHERS LP

EMINEM
エミネムと言えばラップを聴いてなかった人も有名だから聴こう、ということで思った人も多いはず。それでいいからまずこのアルバムを聴いて!エミネムの本名はマーシャル・マザーズ、、という事でまさにこれは自分を映したようなアルバムなんです。彼は12歳の時までアメリカを母親と共に常に転々としていたため、友達も出来ず、イジメの日々を送ったようです。現在の彼のラップはそんな幼少の頃のリアルな生活観が影響しています。言葉は汚いし内容はヤバイので 子を持つ親は過激な歌詞に自分の子供が影響されるのを恐れているけどアメリカの「リアル」を描いています。まぁ彼自身人生の窮地に立たされていた頃ドクター・ドレーにその才能を見出されて世界的にセンセーションを巻き起こしましたね。名曲「stan」ではDIDOとのデュエットをしてます。ちなみにDIDOはfaithlessのロロと兄弟です。
緑黄色人種

SHINGO02
シンゴ ツーJAPENESE-HIPHOPの金字塔たるアメリカ在住の不思議なラッパー。本作は2枚組みでゴージャス。とくに2枚目が最高級!物語調で流れる「星の王子様」は傑作代スペクタル!そのストーリーにインスパイアされてイラストを書いた人が居ます。→●JUMP●とにかくトータルで素晴らしいです!他も星新一が書くような不思議で面白く、クールでユニークでお笑い満載の熱い熱いアルバム!
S-SENCE 2000

SHAKKAZOMBIE
シャカゾンビの過去のアルバムジャーニー・オブ・フォーサイト とHERO THE S.Z.からのリミックス集★テクノなものからコアなものまで色とりどりで楽しめる内容になってますよ。日本人ラッパーが溢れてなんでもありの世の中になりつつある中、シャカは信用してよい部類だと思いますが・・・。
Mr.SMITH

LL COOL J
ちょっと古いですけどお気に入りなのでレビューです。高校時代の青春って感じです♪ラップと言えどもなかなかナイーブな1枚なんです。ここからの1stシングルカット"Hey Lover"ではBOYZ II MENとデュエットしており非常にスウィートな仕上がり!そのほか珠玉の名曲がずらり!1stも名盤として名高いけどこちらもチェック!たぶん中古屋で1000円以下で売ってるよ★
MAMA SAID KNOCK YOU OUT

L L COOL J
LL COOL J史上最大の傑作、ともいわれているアルバムです。いや〜これいいよ〜!マジでカッコいい!女にモテル為のスヰートなヒップホップがあってもいいじゃないの!?特に2曲目、around the way girlは女がとろけるんじゃないっすかね!?あと男性の体(XXXX)を自慢する歌とか女の子とXXXする歌とか官能的な曲がずらり。LLと言えばデビューアルバム「radio」を出して一気にアイドルラッパーと呼ばれてスターの座に上り詰めてブーイングなどもかなり食ったらしいのです。しかしモンクのつけようの無い良さにブーイングもパタリと消えるというLL史上人生の転換期アルバムと言えましょう。本作でこれホント名盤だと思うので聴くべしです。●
Under Construction

MISSY ELIOTT
今までのミッシーの作風は異質なブラックミュージックのオルタナティブって感じでしたがこのアルバムに関しては非常にシンプルで聴きやすく女性的、そして1曲1曲が強い!通算4枚目にして非常にシャープでソフトな仕上がり。先行曲“Work It”では、オールド・スクール風味のビートとスクラッチなどを取り入れて灰汁の強い1発となってます。2002年最後の重要作としてチェックしておきたいですね。これこそ私的ミッシーズ・ベストワーク!
DA REAL WORLD

MISSY ELIOTT
コーヒーにたとえると粗引きのめっちゃ濃いブラックコーヒー!初心者には少々濃い一作で飲みづらいかも。。チャイナっぽいエッセンスも踏まえて音は非常に面白いしミッシー節がこれでもかってなくらい強烈に現れてます。ロックで言うオルタナ系といった感じ。しかし飲みなれてくると旨みを増してきてこれくらい濃くないと飲めなくなる可能性も秘めた問題作!セカンド!
GOD LOVES UGLY LP

atmosphere
オルタナティブHIPHOPの注目株スラッグことアトモスフェアの3枚目最新作!世界一のFreestylerとして名高いSlugの果てしない奥行きを持った世界観と、Antが作り出すBeatとの戦慄な融合。全18曲の大スペクタクル、アダルトな傑作!いまやアングラ界ではもっとも神に近い存在でしょう!前作と同様・感性豊かな一枚。音のイメージはトライブのそれに近い。プリンスのレーベル・ミネアポリスを代表する今一番の実力派!
overcast!

atmosphere
地元ミネソタ州だけでも、彼らの1st『Overcast!』は1万枚以上売り上げたという衝撃のデビューアルバムATMOSPHEREは、そのSLUG、SPAWNの2MCに、DJ/プロデューサーANTを加えた3人組。SLUGの魅力は、感情を浮き上がらせる物語の語りの上手さ、引き出しの多いフロウ。センチメンタルですらある彼のライムが最高に魅力的なのは、声も含めた語り口の幅広さです。そんな彼のリリシストぶりが最も分かりやすいのが"SCAPEGOAT"。シンプルなピアノ・ループのトラックに、文字通りスケイプゴートを羅列してゆく傑作!でイメージとしてはレディオヘッドのフィッターハッピアー★
STAKES IS HIGH

DE LA SOUL
De La Soulのこれまでの作品の中でも最もメッセージ色の濃い、彼らにしては異色の内容。ライムの端々に今の状況への不満と行動への欲求がにじみ出てます。ミルト・ジャクソンなどのジャズ系のサンプリングに加え、ジェイムズ・ブラウン、ジャクソン5、コモドアースのサンプルなど変幻自在で彼ら独得のフリーソウル風の世界を繰り広げてます。ただ全体的に今までになく物憂げなトーンが漂っているのが気になるが、メッセージの関係かも知れないとしておこう。でも快作ですよ。
3FeetHighAndRising

DE LA SOUL
記念すべきデビュー作!いわゆるNative Tongue一派の最初の商業的成功作。ひたすらポップで脳天気でドウプなヒップホップ史上に残る怪作!(ヒップホップファンでなくとも一聴の価値あり)。アルバムはクイズ番組のパロディで始まります。ここで回答者としてメンバー+プロデューサーのPrince Paulが登場し、1曲目の自己紹介トラック「The Magic Number」へとなだれ込んでいく。そのまま一気に24曲De Laの世界が繰り広げられる。このアルバムを最大限楽しむには、リリックの内容を気にしてはいけない。というか、気にしてもさほど意味のある内容はないので努力は報われないらしい。
A TRIBE CALLED QUEST 4th!これはいろんな意味で話題作。ビルボートチャート初登場にて1位、しかも初めて!音作りでもこれまでになくジャジー/フリーソウル的なグルーヴだけでなく、冒頭の「Phony Rapper」に見られるようにエレクトリックな打ち込み系の音も嬉しい。それ以外でも、今回はR&Bへのアプローチも見せており、中でもFaith Evansをもフィーチャーしている。前作「Midnight Marauders」の後に何をやるべきか、苦悩の末産み落とされた快作。

A TRIBE CALLED QUEST トライブの作品の中ではベストの呼び声高い、3rd。2ndか3rdかで討論になる事もしばしば★お馴染みのジャジーなグルーヴにのったPhifeとQ-Tipのフロウが冴えまくっており、2ndより明るさを持ち合わせた作品となってます。全体の完成度も高く、このアルバムで彼らは一つの頂点を究めたと言えるでしょう。
THE LOW END THEORY

A TRIBE CALLED QUEST
ヒップホップはいかに威力を示すかといった要素を含んだアメリカの黒人問題を大きく含んだ音楽として認識されていると思う。このトライブの2ndアルバムは非常にダークで暴力性は感じられず。中古屋の批評文を見てもこれを上位に持ってきてる人も少なくない名盤中の名盤。
A TRIBE CALLED QUEST 1990年リリースの彼らのデビュー作。アイデアと賑やかさが詰まったアルバム、という印象が強い。既に彼らの典型的なジャジーなグルーヴはこのデビュー作で完成されているが、後に完成される独特のゆったりしたビートではなく、かなり覚醒したアップテンポなトラックが多い。音作りにも趣向がこらされ、フランス国歌は出てくるは、Stevie Wonder「Sir Duke」のイントロのループは出てくるはで、単純に楽しめる内容の作品に仕上がっている。
Quality Control

JURASSIC5
2000年世界を振るわせたヒップホップアルバムの金字塔!世界のDJがどれだけこのアルバムを回していたか!もう終わりか!?ってなくらいあっという間に楽しい時間が過ぎる修学旅行のようなアルバム。最終曲の「SWING SET」はスウィンギングジャズのグルーヴ感を取り込んだとてつもない1曲!もう圧巻!!この曲だけでションベンをちびります
Power In Numbers

JURASSIC5
J5にとって最新作です!オールド・スクールのマナーを守りつつも外部のプロデューサーやゲストを招き、新たな試みにチャレンジし新境地に踏み込んだセカンドアルバム。名曲「HEY」はバラード調で必聴!前回のカントリーチックな手触りは今回も継承しており満足の一作!
It Takes A Nation Of Millions To Hold Us Back

Public Enemy
オールドスクールラップの金字塔!通称「U」と呼ばれるパブリック・エネミーの最高傑作かつラップ至上最高傑作とも名高い。今となってはよくある手法だとしても始めてロックの魂と融合したラップで今聞いても色あせない。これらの音を凄いと感じない人が居るならばそれだけ最近のラップ・HIPHOPを堪能している証拠ですね@
Straight Outta Compton

N.W.A
警察を罵倒しまくる「Fuck Tha Police」が収録されていることで有名なアルバム。作品としてラフであるが故に、ここにはまだComptonという街のゲットーに渦巻く空気が感じられる。真っ昼間に青空の下でメンバー全員で取り囲み、銃を構えるジャケ写がごつい。たのむから殺さんといて。
F**k It

SO SOLID CREW
どんどんメンバーを増殖し続けているちんぴらガラージ集団との名前も付けられる程拡大している彼ら★これらは最新作かつミックスCD^0^ハウスっぽいビートがクール。2枚組みで内容も充実2003年の傑作のひとつ!クラブでも映えるよ♪
Enter The Wu-Tang

wu-tang clan
(ウータンクラン)
ウータンはRZA(レザ)を総帥として10人構成のラッパーグループ。これもとにかくメンバーが増え続けてるラッパー集団。メンバーが500人以上いると言う噂も飛び交ったらしい(笑)
THE W

wu-tang clan
(ウータンクラン)
怖そうなジャケットのわりにロマンチックなアルバムだと思う。ONE BLOOD UNDER Wは特にそう。ソウルミュージックのやさしさが感じられる。他にもアダルトな作りはなかなか聴き応えあると思います。買いの逸品★
NO ONE ELSE

TOTAL
Bad Boy初のガールグループのデビューアルバム。それまでノトリアスBIGなどのパフィー・コムズ系列のアーティストの活躍によって非常にインパクトが強かったレーベルからのデビューということで“なめられてたまるか”という事で女性ラップものとしてはかなりハードな音作りとなってます。シモネタ的な曲もありフェ○をしているシーンが出てくるのもびっくり。タイトル曲NO ONE ELSEがファンキーな名曲!
GANGSTA'S PARADISE

COOLIO
超名曲GANGSTA'S PARADISE、1・2・3・4など全米ビルボードチャートを賑わしたモンスター的アルバム!今聞いても色あせない日本人にも受けるようなポップなラップアルバム★この後に「C U WHEN U GET THERE」というカノンをフューチャーした名曲を生むことになります。中古屋で500円くらいで手に入るから聞いてみ♪


BACK HOME