D I S C -R E V I E W 
テクノの基本中の基本、「インテリジェントテクノ」とミニマルな世界をレビュー!
バッキバキのハードミニマルからアンビエントなミニマルまで堪能できます★
ある意味ここはクラシックも入っております。現代音楽、実験音楽やクラシックもここにいれる予定です。
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Plee

MOKIRA

エレクトロニカっぽい音を想像して買うとこれまたビックリです。ゆったりスローなテンポでの完全なるミニマルな作品です。なにか大事な仕事している時に横で鳴っていてもなんら違和感のない空間に溶け込んでしまうモキアの良作。プヨプヨと水を時間を気にせずボーっとかき混ぜているかのような柔らかさに包まれています。ひたすらミニマルなのでテクノ&エレクトロニカ初心者にはきついかな。この本名はAndreas Tillianderという人がやっています。別名義でもMinimalistic SwedenやLowfourなどといったカタチでリリースしている模様です。これもミニマルなポップとのこと。 関連HP
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Gobi, The Desert EP

MONOLAKE
ひたすら虫の泣くような声と後ろでうごめいている様な妙な胸騒ぎを覚えるようなドローンな音。これ植物園とかで流れているような音そのものです。ひたすら36分1曲で締めくくります。ゴビ砂漠っていうよりジャングルって感じです。むしろ砂漠って感じじゃないですね。このジャケットに惹かれて購入した人も多いはず。こういうジャケ大好き♪ミニマルの中でも極めて生命の息遣いを感じる1枚です。 オフィシャル
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CINEMASCOPE

MONOLAKE
2001年発表最新作!同年の1月に『Gravity』を出してすぐにのりリース!モノレイクことロバート・ヘンケが織り成すアンビエントでミニマルな作品。いつも通りシンプルに潜行していく音で、タイトルどおり映像を喚起させる要素も十分あります。 オフィシャル
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HONG KONG

MONOLAKE
不思議と焦りにも似た緊張感を漂わせる1枚。モノレークにとって1997年作品で1stフルアルバム★以前1996年からEPやシングルを出してはいましたが1発目の集大成といったところ。 オフィシャル
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In a Landscape

John Cage
ここで大きく声に出して言いたいのはプリペアドピアノはここがルーツだよ!といいたいんですわ。これマジ重要です。このアルバムにはプリペアドピアノ曲がおさめられています。プリペアドピアノとは、ピアノの弦の間にネジやボルトを挟ませることによって、ピアノとは思えない鈍い音をださせるという手法で、それをケージはこのCDに収録されている「バッカスの祭」という曲ではじめて使っています。というのも舞台音楽の依頼でアフリカチックな音を作ろうと試みた時にピアノで弾く表現の限界を感じたというかもっと可能性があるんじゃないか、ピアノで打楽器のようなアフリカチックな音が出したい!!!と思って開発を進めたのがこんpプリペアドピアノです。ほんと何とも骨を叩いているような不思議な音が拝めます。あと面白いのは幼子が弾く小さなピアノありますよね!?あの9音しかないアレで作った「おもちゃのピアノのための組曲」も収録されているんですがまさに実験音楽の祖だわ。
In a Landscape
TAKING A LINE FOR A SECOND WALK

Michael Nyman
レコード屋でいつまで経っても不思議と売れ残っていた作品です。いわばコレはミニマルの特性を生かした手法を残しながらピアノによる挑戦的な現代音楽をやっているなって感じの作品です。すごくいいです。ロックやポップに飽きたらいきなりオーケストラに行かず、こんな音楽を聴いてみてほしい。この中で特にいいのは「LADY IN THE RED HAT」という曲ですな。料理の鉄人のラストでジャッジが下る瞬間のあの曲が入ってます。あれはナイマンなんですね。ちなみに『ピアノ・レッスン』など、多くの映画で音楽を担当しているマイケル・ナイマン。イメージは映画音楽作曲家として、ピアニストとしてですよね。でも"イギリス実験音楽の父"コーネリアス・カーデューから影響を受けジョン・ケージについての執筆もやってきたナイマンだからこそ単なる音楽作家ではなく、やはり実験音楽作曲家の1人として扱われるべきだと思いますけどね。 SORRY
IN C

Terry Riley
これからすべてのミニマル音楽が世間一般に知れわたったというミニマルのルーツ!テリー・ライリーにとっても代表作ですのでまずコレを聴くべし!!この「IN−C」のバージョン違いも沢山発売されていますのでコアなファンにしか違いはわからないかもしれません。さすがに僕は一種類しか聞いてないです。じつはこれ1964年の製作作品ということでロックと同じくらいに発明されえた音楽ですね。これがすんごいカラフルな音なんだわな!木琴のような音が延々とずらしては繰り返し増やし減らしと無限なる広がりを与えてくれます。車の中や電車で妙に眠たくなるように心地よい空間音楽を繰り広げてくれるっす。 SORRY
DRUMMING

Steve Reich
テリーライリーが色んな楽器で「IN C」を繰り広げたのに対してライヒはドラム。プラス鉄琴か木琴のような音の融合。ただひたすら叩く。ずらす。繰り返す。1970年から1971年にかけて作曲されたもので、ミニマルの歴史において最も重要な作品のひとつであると思う。シンプル・イズ・ベストそして無限。これだよねミニマルにたどり着く境地は。極小の単一的要素を活用して、いかに多様な可能性を生み出すかという、ミニマルミュージックの表現を実践してみせたのである。すごい大きくうねった音になっていくのはたまげる。和太鼓よりも音の要素がサラサラで耳に優しい。
.Drumming, Part II
Reich: Different Trains, etc

Steve Reich Kronos Quartet, Pat Metheny
ミニマルといえばこの人です。ライヒ♪これはあらかじめ録音された声や汽車の音を反復させ、そこにクロノスの弦楽を重ねて分厚くしていくというスタイルが取られています。音の重なりをしっかり楽しんでください。different trainと言うだけに旅のように各地を転々としていくイメージが広がります。しかしこのテーマ、重いぜ。ライヒはユダヤ人です。多くのユダヤ人は汽車におしこめられてゲットーに送られていったが、ライヒのよう移住して逃げてきた人々はニューヨークからロサンジェルスまでの汽車に乗って逃れたというエピソードがあります。そんな世界。声のサンプリングはそんな人たちの声だという事も聞いたことがあります。 SORRY
CLASSICS

Dave Angel
デイヴ・エンジェルと言えば90年代イギリス・テクノ界を支えてきた実力派DJですね。これは初期のベストとも言えるシングル「Second Voyage」「3rd Voyage」「The Family EP」「Outrageous ANGEL EP」の編集盤です。デトロイト・テクノの持っているジャズっぽいながらアッパーに切り込んでくるサウンドは激しく持っていかれます!特に5曲目の「Free Flow」はトランスに近い、まさにスーパーカーが見せたテクノと融合したロックに近いメロディアスな名曲です。UR系のテクノが好きな人には無条件にOKなアルバムでしょう。 試聴
Oiseaux 96-98

Hrvatski
ブレイクビーツかエレクトロニカかとも思いましたが、妙に前衛的な音作りがなんとなくイメージするテクノに近いなぁという気持ちでこっちに載せました。ブニブニいうノイズと変則的なリズムと生楽器。ちょっと奇妙なジャズが混じったようなピアノを全面に押し出した「Atelier」はAPHEX TWINのように狂気にあふれているなぁと思ってしまいます。 SORRY
Spanners

The Black Dog
94年にリリースされたブラック・ドックの傑作アルバム。インテリジェント・テクノの金字塔とも言えるでしょう。オウテカ等のエレクトロニカな音が好きなら、コレを絶対に聴いておきましょう。とくかく完成度の高い内容となっているのが素晴らしい!! もちろんワープ・オリジナル盤!! sorry
Warp 10+2

VA
LFOとかナイトメアオンワックスとかAPHEX TWINとか古いワープの古い音源のコンピレーション。てっとり早くWARPの過去を知りたい人はいいアルバムです。 SORRY
ANIMA

Vladislav Delay
 (ヴラディスラヴ・ディレイ)
1アルバム1曲で1時間2分の大作!これはジャケットもインパクトあるし買いの逸品!ジャケットが象徴するようにまさに花びらのように美しいひらひらとした音を味わえる快作!ミルプラトーからのリリース。 SORRY
NAIMA

Vladislav Delay
 (ヴラディスラヴ・ディレイ)
音源は "Anima" からアレンジして2001年9月のオーストリア・リンツでのライブ録音を編集したもの。42分1トラックのこれまた大作!女性の声による呟きがある意味癒しを表現しています。ビートもなく低めの声で落ち着いた心地よさがあります。たまに入る大砲や鉄砲のようなノイズが逆に自然を犯す人間そのものを表現しているような、、、そんな印象を与える一枚です。
SORRY
THE OTHER DAY

JEFF MILES
デトロイトテクノの先駆者であるジェフ・ミルズ。キャリアがあるけど今も昔も変わらぬDJを見せてくれる彼。宇宙人の異名を持つ彼の自己レーベル,アクシスのベスト作品集。シンプルで研ぎ澄まされたミニマルなサウンドで美しすぎる。10曲目スパイダー・フォーメイション(蜘蛛式構造)は彼が自己ベストワークと答える程複雑な世界が広がります。
SORRY
nation 2 nation

underground resistance
3部作「〜2〜」シリーズ第1作目!!シリーズで最も有名な「garaxy2graxy」のHi-Tech Jazzを知っている人ならご存知でしょう。ジャズサックスに絡みつくビート、ラウンジにも通ずる音、これは部屋で聴く=聴くためのテクノだ!nation2nationでもそんなハイテク・ジャズの世界を堪能できます。いわゆる名作と呼ばれる作品。 SORRY
world 2 world

underground resistance
3部作「〜2〜」シリーズ第2作目!!国家から世界へと広がりましたね(笑)1曲目アマゾンはどちらかというとコレこそギャラクシーって感じの作りで宇宙を感じさせてくれます。後ろで鳴り響くか細いピコピコ音がまさに宇宙。これもテクノとしては古典的な方ですが今でも楽しめる作品です。3部作の中では一番シリアスでスリリングな仕上がりですよ。 SORRY
graxy 2 graxy

underground resistance
3部作「〜2〜」シリーズ第3作目最終章!!世界から銀河へと広がってしまいましたね(笑)大きいのはUR至上最高傑作と呼ばれている彼らを象徴すべき「Hi-Tech Jazz」が収録されていること!これがデカイ!まだURを聴いていない人はここから入るのがベスト、かつ最短。 SORRY
millennium 2 millennium

underground resistance
3部作「〜2〜」シリーズ第3作目最終章が「ギャラクシー」かと思いきや最近2001年にリリースされた「millennium 2 millennium」。てゆーかタイトルがベタすぎて笑える(笑)実は4部作だったのね♪これまた実は音が現代の音でめっちゃカッコいいの!!個人的にはこの中では一番これがかっこいいと思う。 SORRY
RICHERD・D・JAMES

APHEX TWIN
この悪人ヅラ・・(笑)ですがナイーブで曲に色があるとするならば白や薄紫が入ったような澄んだアルバム。とにかく傑作中の傑作!ジャケは凄いし中身は濃いし、、凄いわこの人。 SORRY
Come To Daddy [EP]

APHEX TWIN
アタリ・ティーンエイジ・ライオットを連想されるクレイジーな音で幕をあける本作。1曲目の印象とは別に2・3曲目は爽やかな音が続くのですがやはり彼の悪趣味さの象徴ですがバキバキな彼独自の世界の音を後半占めてしまいます。aphexワークスの中でも初心者にはどうかぁ・・・という作品です。

film
Drukqs

APHEX TWIN
01年作品。5年ぶりにフルアルバムを発表。それまで何をしているのジェームス??って事で5年もの歳月は流れましたがインテリジェンスと狂気の音作りは健在の2枚組★音自体が偏り無く散らかっていて、最も整合性のある名盤です。 SORRY
Surfin On Sine Waves

Polygon Window
Aphex Twinの別名義の作品。 Warpの7番目のCDです(初期音源) これを聴くと、少年の頃の彼が好んで作った音が分かります。 全体に柔らかい音の使い方で彼のアンビエントの作風が印象的。”Quoth”がとにかく名曲なんですがこのころから美しさと暴力性を持ち合わせた表現ができる人だったんだなと感心してしまいます。 SORRY

Hypercity Forcetracks

Andrew Weatherall
Primal Scream「スクリーマデリカ」のプロデュースで知られるアーティスト兼プロデューサー、そしてDJとしても活躍するアンドリュー・ウェザオール!ドイツのforce.incのテックハウスレーベルのforcetracksの曲をミックスしたもの。最後にいきなり歌物でしめくくるのですがこれがLUOMOのTessio のリミックス!これが最強にクール!それまではノンストップのミニマルアンビエント!絶対買いの逸品★
Human Patterns - MRI
textstar

farben
r
スウェーデン発。JAN JELINEKによるFARBEN名義での1stアルバム。デトロイトテクノ、シカゴハウスを独自に消化したオリジナルなサウンド。1999年〜2002年頭までにリリースした4枚のシングルを集めたものになってます。リスニング指向の強いクリック系から、ちょっぴりハードなミニマルまであります。なかなかの1枚。4曲目beautoneはディスコなシェイクシェイクした感じがGOOです♪

The Videoage
KATALOG

EIGHT MILES HIGH

オルター・エゴやセンソラマ名義で知られるロマン・フリューゲルが、エイト・マイルズ・ハイの名でアルバムをリリース。歴が長いこともあって、いろんなタイプの曲があり1枚で結構おいしい内容です。全体的に地味な印象ですが長く楽しめる音で、美しくピュア。バーズのエイト・マイルズ・ハイのイントロが特徴です。
SORRY
FREQUENCIES

LFO
WARPの中でもクラシック時代に生まれた名盤!イギリスの遊び心が生んだ10年先行くテクノ先駆者。90年にデビューし本作は91年の作品☆10年以上も前の作品なのにまったく色あせない音。これ実はブックオフの安売コーナーで600円でした。誰だこんな馬鹿でうれしいことしてくれたやつは!? SORRY
HOY YEN ASS'N

TOMMY GUERRERO
& GADGET

(トミー・ゲレロ)
トミー・ゲレロが好きな大学時代の知人の影響で買って見ました。ヒップホップとギターという生楽器とのヒュージョンビートを抑えたテクノミュージック。風呂場でベッドルームでまったり聴くのがお勧めのアダルトな一作。 SORRY
WHAT IT ISNT

TOMMY GUERRERO
& GONZALES

(トミー・ゲレロ)
同じくトミー・ゲレロ★ダークで読み上げる詩の朗読のような語りが大人な世界を演出@落ち着いた中古レコード屋で流れてそうな逸品!上記HOY YEN ASS'Nよりもアンニュイな感じなのでポーティスヘッドとかルー・リードとかベルベッツが好きな人にははまるでしょう^0^ SORRY
MASTERED BY GUY AT THE EXCHANGE

MAX TUNDRA
かのマシュー・ハーバートの来日公演で、スペシャル・ゲストとして来日。ハーバートの大のお気に入りと言われる、ベン・ジェイコブスによるソロ・プロジェクト。とにかくアイデアに満ちていて非凡!ドラム、ベース、ギター、トランペット、サックス、チェロ、バンジョー、パーカッションを自らの手で演奏するというのでやっぱり非凡!ピコピコから美の世界へ・・・また違う世界へ・・このジャケットからは創造できない音の面白さ!傑作!脱帽! SORRY
Maya Songs

DAVID ALVARADO
デヴィッド・アルヴァラードのファースト・アルバムは、〈愛娘マヤに捧げる〉というなかなか人間味のあるタイトル♪ヴォーカル・トラックが半分くらいあるのだがすんなりと聞いて、さらりとした音の粒がさらさらしていて素晴らしい★これは買い! SORRY
Small Circle Of Friends

MAXWELL IMPLOSION
グルーヴ感満載!シネ・ジャズ風ナンバーやラテン、ボサノヴァなどに加え、ダビーでダウンテンポなインストものまでと多様な試みをポップに表現。ひと味違ったラウンジ・アルバム。 SORRY

Unreasonable Behaviour

Laurent Garnier
ローラン・
ガルニエ
フランステクノ界のパイオニア的存在ローラン・ガルニエの傑作!冷ややかでありながらパンチのある音作り。2000年はこのアルバムがドカン!とテクノ界に殴りこみをかけてましたね SORRY
DE9
closer to the edit

Richie Hawtin
/ navamute
2002年は欠かすことが出来なかった問題作!単にミックスしたものではなく、70トラックの断片、パーツをファイナルスクラッチで細かく加工したものでこれはもうリミックスCDというより一つの作品と見た方がよいでしょう★。 SORRY